佐久キリスト集会

主の恵を数えよ【涙の預言者の詩】

思い起こすだけでも苦しく、辛く、心が沈み込むことがあります。イスラエルが今にも国家を失う、というときに活動していた預言者エレミヤもそんな経験を多くしました。

『涙の預言者』と言われたエレミヤは、聖書の『哀歌』という書簡で次のように語っています。

“私の苦しみとさすらいの思い出は、苦よもぎと苦味だけ。
私のたましいは、ただこれを思い出しては沈む。
私はこれを心に思い返す。それゆえ、私は言う。「私は待ち望む。
主の恵みを。」実に、私たちは滅び失せなかった。主のあわれみが尽きないからだ。
それは朝ごとに新しい。「あなたの真実は偉大です。
主こそ、私への割り当てです」と私のたましいは言う。それゆえ、私は主を待ち望む。
主はいつくしみ深い。主に望みを置く者、主を求めるたましいに。
主の救いを静まって待ち望むのは良い。”
哀歌 3章19~26節

聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

私たちは苦い経験をどうしても忘れることができないものです。

しかし、神さまの恵みを待ち望む時、私たちが思い返しては沈み込むような出来事から、神様の恵ゆえに『あなたの真実は偉大です。主こそ、私への割り当てです』ということができるような大逆転を経験することができます。

ぜひ、今日、「私は待ち望む。主の恵みを。」と神様に祈ってみませんか?